ホスト 神
この人は手を怪我してるって自覚が無いな…。



…まぁ今の俺に自覚なんて言葉を使う権利なんて無いが…。



なんせナンバー1としての責任も果たせないまま、この場から逃げようとしてる最低な奴だ。




だけど…由美は何一つ悪い事なんてしていないじゃないか…。



…全てはこの仕事をしている俺が悪いんだ。



「お前には、ナンバー1の責任を持って、今出来る事をやってもらう!良いな?」



そう言ってハルさんは、俺に背を向けてイスに座った。







その頃[fly]の前には、一台の白いベンツが停まった。







「神サン!指名デス!」



その声の先に振り向くと、嬉々としたネル…今の俺に指名?
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