ホスト 神
これが狙いか!



確かにボトルを入れてくれるお客ばかりでは無いが、この光景は異常だ。



どのテーブルも静か過ぎるし、動く気配も無い。



ホスト達も店の異様な雰囲気に気付き始めている。



ヤバい!このままでは店の売り上げはかなり少なくなる。



俺はヘルプのネルに客を任せて、オーナー室に向かう階段を一気に駆け上った。



「ハルさんこのままじゃヤバいっスよ!」



ドアをノックするのも忘れて、俺はオーナー室に入った。



ハルさんはパソコンに向いていた顔を、何事かと俺の方に向ける。



モニターを見ていなかったから、まだ店の雰囲気に気づいていないらしい。
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