ホスト 神
ふぅ〜。生き返ったぁ。


体中は水分で満ち溢れているのに、喉の渇きだけで枯れ木のような気がしていた。



痛い頭を押さえながら、風呂場に行って浴槽にお湯を出しっぱなしにして部屋に戻る。



携帯を見ると、ハルさんから不在着信が一件入っていた。



ハルさんの番号を出して、携帯を痛い頭に押し付ける。



「おぉ神か?お前大丈夫か?」



5コールの途中でハルさんが電話に出た。



「二日酔いだけど大丈夫。昨日はあれからどうなったの?」



「一応ラストまではしっかりしてたぞ。夜のミーティングをする前に力尽きてソファに寝てたがな。香澄は満足そうに帰って行ったよ。[blue]とは五百万差に縮まった。後は今日次第だから頼んだぞ!ちなみに月矢がお前を家まで運んだみたいだ。じゃあ俺は寝るからな!」



一方的に電話は切れた…そうか月矢が寝かせてくれたのか…良かった。
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