ホスト 神
ったく居れば良いのか、居なきゃ良いのかどっちだっての!




…これじゃ何も知らない由美だっていい迷惑だろうな…薄暗いリビングでソファに座り、少しの間由美の事を考えていた。



ずっと何をするにも一緒に居た。好きだなんてお互い一言も言わなくても一緒に居れた…。



そんな二人の関係が俺は好きだったんだ…。



…知らない間に、由美の存在が俺の中で大きくなっていたんだなぁ…。



俺は溜め息と一緒に、由美の事を考えるのを止めた。



今日は対決最終日だ。



由美の事は明日から考えれば良い。



今は只、[blue]に勝つ事だけを考えよう。



龍一の為!美月さん…いや!美月さんとハルさんの未来の為!そして俺と由美の明日からの為に…。
< 258 / 444 >

この作品をシェア

pagetop