ホスト 神
一緒に暮らしていれば、由美に電話をする事も無無く、気が付く事も無かったが、もしかしてあれから俺の着信はコレにしてくれてたのかな?



俺は心の中だけで小さく笑った。



…なんか今はこんな小さな事が素直に嬉しく感じる。



「もしもぉし。」



あぁ…もう少しメロディを聴いていたかったな…。



「おぅ、おはよう…。」



「ん?おはよう…どしたの?電話してくるなんて珍しいじゃん。」



ん!確かに!この一年くらい俺の携帯の発信履歴に、由美の名前が有った事などほぼ皆無と言っていいくらいだろう。



「ん〜なんとなく声が聞きたくて?じゃ…ダメ?」
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