ホスト 神
「そうだよなー!」



「全部自分達の所為にされたら俺等立場ねーよ!」




「さぁ!午後の部まで後十分だ!お前等準備して入り口に並べ!」



ハルさんの言葉に、全員慌ただしく動き出す。



俺は入り口に向かっていくジュンの後ろ姿に声をかけた。



「でもお前そのギャル校正の格好でキレても怖くねーぞ!」



「うるせぇ!それは言うな!」



その後、俺は月矢に肩を組んだ。



「…悪かったな月矢。俺が中途半端な所為でお前に迷惑かけた。」



「俺の方こそ余計な事してすいませんでした…神さんにあんだけキレられたのは、俺が中1の時初めて神さんに喧嘩売って以来すね…あの時は校舎の二階から落とされましたけど…。」



「…そうだっけ?」





午後の部オープンまで後五分。
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