ホスト 神
隣に居た綺麗めで長身な子もそれを見た。



「うわぁ〜イタそっ。」


そう言って目を両手で隠した。



「んで?俺らに何のよう?」



俺はいきなり声を掛けられたのと、嫌いなタイプの女を見て自然と不機嫌になっていた。



「なんの用って…別に。只毎日見るから気になってただけだよ!こんな可愛い女の子二人組を、毎日見かけるくせにナンパしてこないからさ〜♪」




「あそっ。」



俺はいかにも興味なさそうに、タバコを取り出して火を付けた。別に可愛くないっては言わないけど、自分で言うか?やっぱ此奴等無理!



「うわっ感じ悪っ!!もう良いや!行こっチハル。」



そう言って170センチぐらいの、見た目は大人しそうな友達の腕を掴んで踵を返した。



「ちょっと待った!」



その二人組をジュンが止めた…だよなぁ〜ジュンの好みっぽいもの…背の高いほう…。
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