ホスト 神
寿司奢った!焼き肉奢った!なんてお互い言い合いを続けた。



「じゃ、こないだ貸したCD早く返せよっ!」



ジュンもまだまだ引かない。



「じゃ、俺が貸したDVDも返せよっ!それに!この間ステーキ奢っただろ!」



「DVDは返すよっ!!!んっ?俺…お前にステーキなんか奢ってもらった記憶ねーぞ。」



「バレたかっ!」



そう言ってジュンは、頭を掻きながら舌を出しペロッと出した。



「プッ♪アハハッ!面白い♪ねっ!面白いね由美チン♪」



チハルって呼ばれてた子は、背の小さい女の肩を叩きながら笑っていた。


由美チンって呼ばれてる背の小さい方の子は、怒ってる顔をプルプルさせて笑いを笑えているが、隣で笑うチハルに釣られて由美も笑いだした。



「あんた達さぁ〜何の話ししてんの?アハハ♪」


それを見て俺とジュンも笑い出した。



「確かに何の話ししてんの?俺等!」



「よ〜し!じゃあ皆笑ったって事で飲み行こ〜ぜ♪」



無理矢理なこじつけだが、ジュンに上手い事乗せられてしまった。
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