ホスト 神
「ごめんな由美…俺ホスト辞める。だからまた一緒に暮らそ。」



「…神、ホスト辞めるの?なんで?」



俺は抱きついた体を離して由美と向き合った。



「由美と暮らしたいから…由美の事が好きだから。」



言った後、急に恥ずかしくなって俺は顔を下を向いた。





俺が下を向いた瞬間、由美に抱きつかれた反動で後ろに倒れ、押し倒された形になってチューされた。



「オホン!あの〜ここ私の家なんだけど…でも…よかったね由美ちん。」



「よかったけど、だから何もチハルが泣くのよ〜…でもありがと。」



「あの…取りあえず俺の上から降りない?」



由美は涙を拭って久しぶりの、元気一杯な笑顔を見せた。



「エヘヘ…ウルサい。」
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