ホスト 神
そのまま四人で近くにあった居酒屋に入り、自然に俺と由美、ジュンとチハルが向き合う形になり皆で乾杯した。



「かんぱぁ〜い♪」



ジュンはこの居酒屋に入る、30メートルぐらいの距離でもうチハルの番号をゲットしたみたい…ジョッキ片手にウキウキしながら番号登録してる…忠実(まめ)な奴。



だがジュンは携帯を見ない…ジュンくらいになると、携帯を見ないでもメモリー登録ぐらいは出来るのだ。それより問題は会話を途切れさせない事!



ジュンがジョッキをテーブルに置いた。



「チハルちゃんと由美ちゃんは何歳なの?」



「ウチらは二十歳だよぉ♪」



チハルが楽しそうに答える。



チハル。髪は長く、肩から下はふんわりと巻いていて綺麗な茶髪。服装は下がデニムのミニで上がドルガバの白のTシャツ。あとは可愛いアクセを腕や首に付けたシンプルなスタイル。



「嘘!じゃ俺らとタメじゃんっ!なぁ神?」



俺は頷くしかなかった。



「ってか名前は?」



由美が聞いてきた…髪は肩の少し下くらいでストレート。色はかなり明るい茶…どっちかって言えば結構金髪に近いかも…身長は155センチも無いくらい。服は下が七分のデニムで上はネズミがキャラクターのラメの入った黒いTシャツ。



二人共服装は微妙に似てるが、絶妙にそれぞれの個性が出ていた。
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