ホスト 神
…俺が二号店の代表を?



「お前が好きな奴を選んで、二号店に連れて行ってもいい。全部ナンバー持ちってのは困るがな。」




俺がハルさんのような代表に?そんな大役俺に務まるはず無い…。



そりゃホストしてれば、何時かは自分の店を持ちたいって思うけど。



「今すぐに答えを出してって言ってる訳じゃ無いのよ。でもなるべく早く決めて欲しいわ。二号店がオープンするまで時間が有ればあるほど、その分ハルの下で代表の仕事を覚えられるしね。」



前にも言ったが、俺とハルさんの器の大きさを比べると、小皿と伊万里の大皿ほど違う。



…そんな俺に代表なんて。



勿論嬉しくない訳じゃ無い。ホストにしてみたら夢のような話しだ。まだこれと言って、やりたい事が見つかっていないのも事実…。
< 398 / 444 >

この作品をシェア

pagetop