ホスト 神
「いえ、その人は何もしてないんです。でも…誰に聞いたか分からないんですけど、弟がその人に憧れてしまって…あのチームに入りたいって。その人は、今ホストをしているらしいんです。だから自分も将来はホストになるって…。」
…危うくコーヒーを吹き出し、カップを落としてしまう所だった。
「弟?…あの、さっきのが?」
喜恵は顔色を変えずに頷く。
「…あのさ、失礼な事は分かるんだけど…喜恵ちゃんって何歳?」
「今年で29歳です…。」
…忘れてた…美月さんの従姉妹なら、若く見えるのも頷ける話しだ。
だが、ホストとしての経験をすべて覆された気分だった。商売柄、女の人の年齢はだいたい分かるつもりでいたのが…。
と言う事は…やっぱり神って俺か…。
「あのチームって犯罪なんかもするんでしょ?家族なら誰だってそんなチームに入りたいって言ったら反対しますよ。」
…危うくコーヒーを吹き出し、カップを落としてしまう所だった。
「弟?…あの、さっきのが?」
喜恵は顔色を変えずに頷く。
「…あのさ、失礼な事は分かるんだけど…喜恵ちゃんって何歳?」
「今年で29歳です…。」
…忘れてた…美月さんの従姉妹なら、若く見えるのも頷ける話しだ。
だが、ホストとしての経験をすべて覆された気分だった。商売柄、女の人の年齢はだいたい分かるつもりでいたのが…。
と言う事は…やっぱり神って俺か…。
「あのチームって犯罪なんかもするんでしょ?家族なら誰だってそんなチームに入りたいって言ったら反対しますよ。」