ホスト 神

「うわ！綺麗な人！ねぇ今の…痛い！」



「はい。写真見るの終了〜！」



俺は由美が手に持っていた写真を全部取り返した…その時由美の手でも叩いてしまったのだろう。




「ねぇ今の写真に写ってた人誰なの？」



俺は生き別れになった母さんとでも言ってやろうかと思ったが、隠しても仕方無いので正直に言う事にした。



「…元カノ…。」



「嘘ーー！だって滅茶苦茶綺麗な人だったよ！」



…どういう意味じゃっ！


「じゃ、嘘って事にしといて…俺もその方が気が楽だし。」



俺は逃げたくなったので、無駄に氷でも取りに行こうかと思って立ち上がろうとした。



「ねぇ、神君……。」