ホスト 神

大体二人共同じぐらいに、チャーハンを食べ終わり二人共声と手を合わせる。



「ご馳走様でした。」



先に由美がタバコに火を付けた。



「今日は何時出勤なの？」



続いて俺もタバコに火を付ける。



「今日は…同伴してからだから…多分九時くらいだな！」



「じゃあご飯は要らないね！ってかさぁ今日帰り遅くない？」




俺は今日美月さんから話された事を由美に話した。



「ふ〜ん…大変だね〜ナンバー１は♪」



２本目のタバコを灰皿に押し付けながら、由美は更に続けた。



「で？［fly］のナンバー１さん！勝算は？」



俺も３本目のタバコを灰皿に押し付け、自信満々に言ってやった。



「無い！」



「駄目じゃん。」



由美はそのまま、後ろのソファに凭れるように後ろへ倒れた。



「さっき言われたばっかで、そんな直ぐ良い考えなんて思い浮かばないって！取り敢えずジュンに相談してみてからだ。」


由美は凭れていた体を起こし、元気の良い笑顔を見せる。



「まぁ私の方も何か分かったら教えてあげるよ。」



俺は黙って満足そうに頷き、テキパキと食器を片付け始めた。