ホスト 神
頭が真っ白になった…幾ら理由を訪ねても、彼氏は謝罪の言葉を重ねるばかり…。



最後には出てってくれと彼氏に言われ、アパートを追い出され、行く所の無い樹里は仕方無く家に戻った。



顔も見たくなかった父親に、大学を卒業したら縁談を進めると冷たく一言言われ…絶望感に打ちひしがれる。





…数日後、彼氏の友達に電話をかけて樹里は絶句した…樹里の彼氏は、樹里の父親から金を貰って別れるという書類にサインした。





…たった五十万で………。





あんなに好きだと言ってくれていたのに………。


ワタシノカチハ、アナタニトッテ、タッタゴジュウマンエンノ、カチシカナカッタノ?





あんなにキスをして愛の言葉を交わしていたのに…二人で幸せな家族を作ろうと夢を語っていたのに…



どんな事が有っても私を守るって言ってくれたのに…





ソノスベテガ、イツワリダッタノ?





彼氏の友達が言うには、もう別の彼女がいるらしく、その子に貢いでいるらしい。





私を売った金で………。
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