ホスト 神
再び一気させたが、今度の男は中々しぶとかった。



「同じのあと2本持ってきて。あとフルーツ!」


自分はイチゴを食べながら、隣ではホストに一気をさせている…しかも一気をしてる姿も見ずに…結局2本と半分ぐらい飲み、そのホストはいきなり隣から居なくなった。


樹里には勿論支払える筈が無い…支払うのは父親だ…途中からお金を支払えるのか?というヒリヒリするような悲壮感と、父親を困らせてやりたいと言う悦楽感で、樹里の気持ちは次第に昂揚していた。












「じゃ。今日はどうも有り難う。気をつけて帰ってね!」



「うん♪じゃあ神君おやすみっ♪♪」



バタンッ!



タクシーの窓を開けて美咲が手を振る



「バイバァ〜イ♪」
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