ホスト 神
起きあがって部屋を見渡してみても誰もいない…恐らくトイレも無いよね…。



えっ?なんで私裸なの?一応下着は着けてるけど…。



取りあえず毛布を体に巻き付けて部屋を出てみると、右側に部屋がある。


誰も居ない…何も無い。


左の方のドアを開けると、リビングみたい…向こう側にはキッチン…ん!誰か居る…ソファから頭と足だけが見える。



恐る恐る近づいて顔をのぞき込む…昨日のホストだ!



やっぱり寝顔も綺麗だなぁ〜睫毛も長いし、顔とか普通にジャニーズに居そう。



…うっ!頭痛い!トイレ何処だろう…あ!ヤバイ!起きそうな気配…。



「ん〜〜ん?ああ…お早う。二日酔いになってない?昨日服に吐いちゃったから服は捨てちゃったけど、何もしてないから大丈夫!」



神はゆっくり体を起こして、そのままソファに座った。



「あの!トイレ何処ですか!」



「んとね。此処のドア開けて、真っ直ぐ行って右側の手前のドアだよ。」


私は何も言えず、教えられたドアまで走っていって…ドアを開けた瞬間吐いた…そのままトイレに蹲り(うずくまり)、30分くらい吐き気と戦った。
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