ホスト 神
私は慌ててたまま、まくし立てるように親と話した事を神君に話した…神君はまた私の話しを真剣に聞いてくれた。



「そっか〜良かったね!」



私が話し終えると微笑んでくれたんだけれど…これでもう神君と会えなくなる…もう私は自分の気持ちを抑えきれなくなっていた。



「お金の使い方も、お酒の飲みかたも抑えるから…また来ても良い?」



神君は一瞬考え込んだが、直ぐに笑顔になった。


「いらっしゃいませ!お客様。でも、自分で言ったんだけど、お金使わないようにするから店に来て良いかって変な話しだよね!」



「あ、そっか!じゃあ楽しくお酒を飲みに来るにします♪」



そして二人で笑いながら店に入っていった…神君はその後間も無くナンバー1になったが…私はその年大学を留年した。



親には文句を言われたが私は負けなかった…神君に、親と戦う勇気と言う名の武器を貰ったから。
< 79 / 444 >

この作品をシェア

pagetop