カップルのおきて【修正中】
「じゃあね、たけ兄っ!!またお昼休み行くからね!!」



「あ〜…、今日は用事があんだよ。だから、今日は自分の教室でお友達とでも食べなさい。」




「えぇ〜っ!!やだよぉ。なんでっ??何の用事っ!?」




たけ兄のシャツを掴んで、ぐいぐいした。たけ兄は、そっと私の頭をなでて、





「ごめんな、大事な用事なんだよ。じゃ、帰りにな。」



「う〜ん、分かったよ…。また帰りにね??」








たけ兄と別れて、いつもなら振り向いたりしないけど、なんだか今日は嫌な予感がして、少し振り向いてみた。そこに、たけ兄の姿はもちろんなく、私の不安は増すばかりだった。











たけ兄は…、誰かのものになったりしない…よね??






嫌な予感を振りはらって、私は自分の教室まで走った。
< 106 / 257 >

この作品をシェア

pagetop