カップルのおきて【修正中】
「…いつから??」




「2ヶ月前から…。俺が言ったんだ。」






弾かれるように顔をあげ、信じられないと言うような顔をした。







「ごめんな、黙ってて…。」









「たけ兄っ、私…っ!!!」













「ごめん。ごめんな……真知子。ホントにごめん…。」













…たけ兄は始めから知ってたんだ。私の気持ちに気付いてたのに、あえて…私を離そうとはしなかった。











『兄妹だから。』きっとそうなんだろうね。義理であっても、血が繋がっていても、たけ兄はたけ兄のまんま。私がどんなに惹かれても、叶うはず…なかったんだ…。









私は気付いたら、たけ兄の手を振り払って、真っ暗な闇の中を、おもいっきり走っていた。走って走って、たどり着いた公園のベンチで俯せていた。
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