カップルのおきて【修正中】
シャワーを浴びて、着替えて出てくると、テーブルの上には立派な料理が準備してあった。





ぐるるるる〜









「よかった。晩ご飯食べてたら、どうしようかと思ったんだ。」






黒田信二がにかっと笑う。初めてみた顔だった。












「さっ、こっちにきて座って!!俺もはらぺこだよっ!!」





黒田信二はお腹を押さえるジェスチャーをして、情けない声でしゃべるから、私はつい笑ってしまった。











「おいしいっ!!!これ、まさか黒田さんがっ!?」






「もちろん!!俺、シェフ志望なの。」






「へぇ〜、凄いっ!!この味なら、絶対なれますよっ!!!」




「真知子ちゃんの太鼓判つきなら、心強いな。」





黒田信二は、今度は優しい大人の笑みを浮かべた。今日の黒田信二は…、私がみたことない黒田信二ばっかりで、私は振り回されているようだった。







なんかっ…、むかつくっ!!こいつ、何しても私をむかつかせるんだからっ!!!






そう言いつつも、いつもみたいに本当に怒っているわけではない、と気付いていた。
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