カップルのおきて【修正中】
「わっ……。」
「今日って…。」
奈々は上を向いていた顔を、俺に向けた。
「7月7日、七夕だろ。やっぱ忘れてたかぁ。天気、どうなるか心配だったけど…、綺麗に見えたな。」
空には一面の星たちの中に、星の川が流れていた。その川はどこまでも、どこまでも流れていき、いったいどこで尽きるのだろう。
「……綺麗。」
奈々は空を見上げたまま、ぽつりと言った。
奈々の瞳に星が落ちてきたかのように、奈々の目も輝いている。
俺は隣にある天の川に、指輪を渡すタイミングをはかっていた。
膨らみを触ると、少し温かい。
俺が考えていると、いつの間にか、奈々の視線は空ではなく、俺に向いていた。
何かを訴えるような目。
俺はポケットから取り出し、片手に握った。
「今日って…。」
奈々は上を向いていた顔を、俺に向けた。
「7月7日、七夕だろ。やっぱ忘れてたかぁ。天気、どうなるか心配だったけど…、綺麗に見えたな。」
空には一面の星たちの中に、星の川が流れていた。その川はどこまでも、どこまでも流れていき、いったいどこで尽きるのだろう。
「……綺麗。」
奈々は空を見上げたまま、ぽつりと言った。
奈々の瞳に星が落ちてきたかのように、奈々の目も輝いている。
俺は隣にある天の川に、指輪を渡すタイミングをはかっていた。
膨らみを触ると、少し温かい。
俺が考えていると、いつの間にか、奈々の視線は空ではなく、俺に向いていた。
何かを訴えるような目。
俺はポケットから取り出し、片手に握った。