カップルのおきて【修正中】
コンコンッ



「たけ兄??真知子だけど…。」








どきっ











俺の心臓は、急に速度をあげた。
俺は声が裏返らないように、この鼓動の速さが悟られないように、返事をした。










「どうぞ。」










がちゃっ











真知子がドアからひょこっと顔を覗かせ、遠慮がちに部屋の中へ入ってきた。
すると、俺の心臓は速さを増し、身体が太鼓になったようだった。











「あのさ…、たけ兄……。」











「あ、あぁ…。なんだ??」












真知子はなかなか切り出そうとせず、あっちを見たり、こっちを見たりしている。異様に落ち着きがない。
真知子がそんな風だから、俺の緊張も増し、お互いが目を合わせない沈黙の時間が続いた。
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