カップルのおきて【修正中】
ピリリリッピリリリッ












がばっ












あ…、目覚ましか……。












俺は目覚ましを止めて、リビングへ降りた。












「あらっ、お兄ちゃん、今日は早いわねっ!!」












「…シャワー浴びてくる。」












脱衣所に向かい、服をさっと脱いで、浴室に入った。
蛇口を捻ると、温かいお湯が流れ出す。












シャワーが…、俺のこの気持ちまで……、洗い流してくれたら……。












なんて少し思うが、無理な話だ。











この『汚れ』は頑固なんだ。あの日はまだ歯止めがきいていたのに、今は爆発寸前。
真知子の告白を止めておきながら、今更……。












俺は思うのをやめ、浴室からでた。
服を着替え、リビングに戻ると、温かい朝食と…、真知子がいた。












「お、おはよっ!!たけ兄っ!!」











真知子は素早く立ち上がった。その姿が、なんだか可愛らしくて、つい笑ってしまう。









俺が笑った理由が分からなくて、真知子は首を捻っていた。
















あと………、2日……。
< 211 / 257 >

この作品をシェア

pagetop