カップルのおきて【修正中】
…たけ兄ったら、あ-んなに密着したのに、顔色ひとつ変えない。
むしろ、無表情で、大丈夫か、とだけいう。
私はバスを降りるとなりに、ため息をついた。
やっぱ…、たけ兄の中で私は妹なんだね。
それ以上を望むのは……、無理なことなのかな…??
私とたけ兄は、チケットを受付嬢に渡し、中へ入っていった。
さまざまな絵画が長い廊下を彩り、花を咲かせていた。
私とたけ兄はいつしか分かれて行動するようになった。お互い無意識の行動だった。ただ、自分が見たいものに惹かれていくうちに、そのようになったのだ。
私は美術品には疎い上、興味がない。キラキラする宝石や、置物には興味があっても、絵画など分からないし、そこまで惹かれない。
そんな私でも、一際目についたものがあった。
ひっそりと続く廊下の先の小部屋にあった、一枚の絵画。
裸の男と女が戯れ、足が、腕が、顔が一つになろうとしている絵……。
一見奇怪な風を思わせたが、私には…そうは思えない。
後ろから、足音を忍ばせ、たけ兄がやってきた。
むしろ、無表情で、大丈夫か、とだけいう。
私はバスを降りるとなりに、ため息をついた。
やっぱ…、たけ兄の中で私は妹なんだね。
それ以上を望むのは……、無理なことなのかな…??
私とたけ兄は、チケットを受付嬢に渡し、中へ入っていった。
さまざまな絵画が長い廊下を彩り、花を咲かせていた。
私とたけ兄はいつしか分かれて行動するようになった。お互い無意識の行動だった。ただ、自分が見たいものに惹かれていくうちに、そのようになったのだ。
私は美術品には疎い上、興味がない。キラキラする宝石や、置物には興味があっても、絵画など分からないし、そこまで惹かれない。
そんな私でも、一際目についたものがあった。
ひっそりと続く廊下の先の小部屋にあった、一枚の絵画。
裸の男と女が戯れ、足が、腕が、顔が一つになろうとしている絵……。
一見奇怪な風を思わせたが、私には…そうは思えない。
後ろから、足音を忍ばせ、たけ兄がやってきた。