カップルのおきて【修正中】
「そっか…、そんなことがあったのか…。」





真奈は肘をついて、風で顔にかかる髪をはらっていた。




「どうしたんだろうね…、雅人くん」




「…」





昨日は、メールも…電話もなかった。だから、怖くてできなかった。
また、まぁくんに拒まれそうで…。それが、凄く怖くで……いつもの百合はどっかに行ってしまった。



「ちゃんと話し合いなよ。モヤモヤしたままはよくないって」




「…」





すると、突然屋上のドアが開いた。普段から人が少ない屋上は、ほとんど真奈と百合の貸し切りで、人が入ってきたことなんてなかった。






まさか……!!





勢いよく振り向くと、そこには期待してた人じゃなく、他の男子が立っていた。
目が合うと、ニコッとされた。






「あの、僕、大石健太郎ていいますっ!!大橋百合さんっ、僕とお付き合いしてくださいっ!!」


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