カップルのおきて【修正中】
がちゃっ












「ただぃま〜っ!!」












無音の部屋……。












俺は嫌な予感がした。
その予感は、真知子にも伝わったようで、真知子は靴を急いで脱いで、リビングに入った。










「………お母さん??」












俺があたりを見渡す。母さんはどこにもいない。












「いやあぁぁっ!!!!!」












真知子の悲鳴で俺は真知子のほうを振り返った。











そこには倒れた母さんと、駆け寄った真知子の姿があった。












「母さんっ!!??しっかりしてっ!!!真知子っ!!!救急車をっ……。」












真知子を見ると、真知子は全身が震え、とても救急車を呼べる状態ではなかった。












俺は急いで救急車を呼び、救急車が到着するまで、母さんを呼び続けたが、いっこうに起きる様子はなかった。












救急車で病院に着き、俺と真知子は、母さんの手当が終わるまで、病室の外で待っていた。
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