カップルのおきて【修正中】
…どうしよう……、どうしよう……。
私のせいだ……。私なんか、私なんか……。












私はお母さんにお見舞いで届いた花を、花瓶に移し替えながら、そんなことを思っていた。












事実、お母さんはあれから目を覚まさない。
私はきっと…目を覚ますまで、いや、目を覚ましても、自分を責め続けるんだろう。












「…………真知子??」











「お、お母さんっ!!??大丈夫??平気っ!!??」












「真知子……どうしたの……??泣いてたの??」











お母さんが私の頬に触れた。その瞬間、私はまた溜まっていた悲しみが目から流れていった。
そして、お母さんに寄り掛かり、大声で泣いた。











きっとうるさかっただろうな…。たけ兄、見てたかな??












でも、よかった。












お母さんが目覚めたから……。
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