カップルのおきて【修正中】
朝日が眩しい。












でも、俺の心は……。こんなに光では満たされていない。












今日、ここを出れば、俺のやりたいこと、夢が叶う。












けれど………。












出発のその朝まで、俺は迷っていた。
そして、そのまま俺は自分の部屋を出て、家を出た。












バス停で、空港行きのバスを待つ。この道も、












この町の音も声も、












全て、もう聞くことはない。












空港行きのバスに乗り込み、10分とかからない空港に着いた。












英語のアナウンスが空港中に響く。
俺は電光掲示板の指示に従って、搭乗案内が流れるまで、ソファーでくつろぐ。










でも、一息つけるわけがない。
頭を満たしているのは、いつも真知子、真知子、真知子……。












でも、ここで飛行機に乗り、向こうへ行けば、きっとこんな気持ちもすぐなくなるだろう。ここへ返ってこなかったら、真知子のことだって……。












−−搭乗案内開始いたします。











俺はキャリーバッグをひき、搭乗ゲートへ向かった。
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