カップルのおきて【修正中】
『天上に輝く星たちは-…』


単調なアナウンスと同時に、俺たちの上には、実際に見ることができないようなたくさんの星が光り輝いていた。


うわぁ…、めっちゃ綺麗…。
奈々ちゃんは、こ-ゆ-のが好きなのかあ。外だけじゃなくて、中身も可愛いなんて…。




けほっ、けほっ



咳の主は奈々ちゃんだった。


「風邪??」


俺は周りの人たちに迷惑にならないように、声をひそめて言った。
そのせいで、つい奈々ちゃんの耳元で囁くかたちになってしまい、慌てて顔を離した。


「…うん。風邪じゃないから、大丈夫。」


奈々ちゃんは口元をハンカチで押さえ、何かを確認するようなそぶりをしたが、このとき俺は大して気にしなかった。
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