カップルのおきて【修正中】
「じゃあ、俺、今から奈々んとこ行くから!!じゃあな!!」
「ちょっと待てって。弘樹…大丈夫か??」
俺は健太郎のかけた言葉がよく分からず、首を傾げた。
「俺じゃなくて奈々だろ??奈々は最近調子いいみたいでさあ、元気だよ!!」
健太郎は、深く傷ついた顔をして言った。
「いや、弘樹だよ。最近急に痩せたし、ご飯もろくに食べてないんじゃないのか??そんなんじゃ身体もた…っ」
「いいんだよっ!!!!俺より奈々のほうがキツイんだっ!!!ほっとけよっ!!!!」
健太郎に八つ当たりした自分がいやだった。そう、あれは八つ当たり。奈々を助けたくても、何もできない自分が嫌だから、健太郎にあたってしまった。健太郎は俺を心配してくれたのに…。
確かに自分でも思っていた。風呂に入るとき、鏡にうつった自分を見ると、肋がうっすら見えていた。顔もこけている。
今の俺は、まるで病人のようだった。
でも、今思えば、俺はきっと病人になりたかったんだ。奈々とずっと一緒にいれるなら、病人になって…死んでもいいって、思っていた…。
「ちょっと待てって。弘樹…大丈夫か??」
俺は健太郎のかけた言葉がよく分からず、首を傾げた。
「俺じゃなくて奈々だろ??奈々は最近調子いいみたいでさあ、元気だよ!!」
健太郎は、深く傷ついた顔をして言った。
「いや、弘樹だよ。最近急に痩せたし、ご飯もろくに食べてないんじゃないのか??そんなんじゃ身体もた…っ」
「いいんだよっ!!!!俺より奈々のほうがキツイんだっ!!!ほっとけよっ!!!!」
健太郎に八つ当たりした自分がいやだった。そう、あれは八つ当たり。奈々を助けたくても、何もできない自分が嫌だから、健太郎にあたってしまった。健太郎は俺を心配してくれたのに…。
確かに自分でも思っていた。風呂に入るとき、鏡にうつった自分を見ると、肋がうっすら見えていた。顔もこけている。
今の俺は、まるで病人のようだった。
でも、今思えば、俺はきっと病人になりたかったんだ。奈々とずっと一緒にいれるなら、病人になって…死んでもいいって、思っていた…。