カップルのおきて【修正中】
奈々のお母さんは、ありがとう、ありがとう、と何度もお礼を言っていた。
本当はお礼を言われるようなことはしていないんだ。だって、一緒にいても、奈々の病気を治す手助けにはならない。
それが無性に悔しくて、やり切れなくて…、奈々に申し訳なくなる。
俺はお母さんと別れ、家までの道を考えながら歩いた。
もう暗くなっている。道路の電灯がところどころ点いていた。
ふと空を見上げた。
「あ…っ」
プラネタリウムだ。
俺はそう思った。あの最初のデート。俺も奈々も緊張していた。それがすごく昔のことのようで、笑えてくる。
腕にはめたミサンガを漆黒の空に向かってかかげると、散らばった星たちのなかに、大きな天の川ができた。
天の川の伝説。織り姫と彦星が1年に1回だけ、この橋を渡って逢いに行く。
でも、俺なら毎日だって奈々に会いたい。そのためなら天の川に橋がかかっていない時でも、星の川を泳いで逢いに行く。
奈々も…、見てるかな??この満天の夜空を…。いつか必ず一緒に見れるよね…??
本当はお礼を言われるようなことはしていないんだ。だって、一緒にいても、奈々の病気を治す手助けにはならない。
それが無性に悔しくて、やり切れなくて…、奈々に申し訳なくなる。
俺はお母さんと別れ、家までの道を考えながら歩いた。
もう暗くなっている。道路の電灯がところどころ点いていた。
ふと空を見上げた。
「あ…っ」
プラネタリウムだ。
俺はそう思った。あの最初のデート。俺も奈々も緊張していた。それがすごく昔のことのようで、笑えてくる。
腕にはめたミサンガを漆黒の空に向かってかかげると、散らばった星たちのなかに、大きな天の川ができた。
天の川の伝説。織り姫と彦星が1年に1回だけ、この橋を渡って逢いに行く。
でも、俺なら毎日だって奈々に会いたい。そのためなら天の川に橋がかかっていない時でも、星の川を泳いで逢いに行く。
奈々も…、見てるかな??この満天の夜空を…。いつか必ず一緒に見れるよね…??