海に花、空に指先、地に霞
はーい、とのんびりと天鳥が手を上げた。
「スキンシップは?」
「禁止です!!!!」
「えー。未来の旦那様相手にそれはナイんじゃ…」
「店子は口応えしない!!…以上のことが破られる場合、私は自害しますので!!その旨お忘れなきよう!!」
三人は呆気にとられている。
しかし、私はお構いなく言い放つ。
仏壇を指し示して。
「さぁ誓って下さい!私の父母の前で!!! はい、全員合掌!!」
今度はくるっと仏壇に向かって、手を合わせる。
…背後で、彼らがどうしていたのかは知らないけれど。
再び、彼らの方へ向き直り、声を張り上げた。
「以上、解散!!」