天を仰ぎ


綾はミユからヒューには彼女がいないと聞いていた為安心して聞いていた


しかし、さっきから話を聞いているようで心ここにあらず、という感じだ




「さて、そろそろ10時になるから皆消灯の時間だぞ。各自それぞれの部屋へ戻りなさい。」


「えぇー!もうちょっといいじゃんかよ!なぁ!」

「ねぇー!」

「はいはい。それなら罰として1分過ぎる度に明日トラック10周走らせるぞ。」


その声に皆慌てて部屋へと向かう


その時だった


「痛っ!」

綾が右足首を押さえてしゃがみこむ



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