天を仰ぎ


爽快なリズムを刻む足音とマットに沈みこむ音がひっきりなしに鳴り響く


「絵梨先輩!頑張って下さい!」

ミユの声援に絵梨も答える

「任せろっ!」

ニッと笑ってスタートする


そしてバーを越えてマットに身体が沈む

「流石~!!よし!次、私ね!」

ミユが軽く屈伸をする


ヒューを目で追うと男子に指導をしている後ろ姿が見えた


立ち上がり一度深呼吸をする


バーを見つめ走り出した



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