天を仰ぎ


恐る恐る目を開くとヒューがミユを庇う様にミユをしっかりと抱きしめていた


「ヒュ…、日向先生先生!!」


ヒューはそのまま眠った様に動かなかった


「先生!先生!!」
ミユは泣きそうになりながらヒューを力強く揺さぶる


それを見ていた他の生徒も慌ててその場に集まる


「「センセー!」」

ヒューがゆっくりと瞼を上げた

それを見て皆が安堵の表情をする


「青山、大丈夫か?!」

「何言ってるんですか!!先生の方が…。」


ポロポロと涙が溢れてきた



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