天を仰ぎ



簡素な医務室のベッドにミユを座らせる

ヒューはしゃがみ不安げにミユを見つめる

ミユはまだ涙を流していた

「ミユ様、何処が痛みますか?すみません。私が不甲斐ないばかりに。」


ミユは首を横に振り瞳からはまた大粒の涙が零れる



「ミユ様、何か言って頂かないと何故涙を流されていらっしゃるか私には分かりません。」


困った様にミユを見つめる


< 134 / 259 >

この作品をシェア

pagetop