天を仰ぎ
そして大会は終わった
バスで学校まで戻ると生徒は全員帰宅した
ヒューが雑務を終えるともう日は暮れていた
「お疲れ様です。」
「お疲れ様でした。」
門に常駐している警備員に一礼して学校の外へ出る
そして角を曲がり暗がりで誰もいないか周りを見回す
そして、誰もいない事を確認すると眼鏡を胸ポケットに入れ、軽く地面を蹴った
猛スピードで上空へと上昇する
耳元では強烈な風の音とスーツのジャケットのボタンが開けられていた為に強風でバサバサとスーツが揺れる音がする