天を仰ぎ


そして、何故か何処かで会っている様な


懐かしい気持ちと胸が苦しい気持とが交差する








しばらくしてチャイムが鳴り響き現国の教師の伊藤が入ってきた


「はい!皆席について!」


理杏に群がっていた生徒は各々の席につく


「桜井君は、日向先生から伺ってるから。青山さん、教科書見せてあげてね。」

「はい。」


「はい!じゃあ、皆夏休みボケで寝ないでよ!ちゃんと勉強についてきてね!」

「はーい!」



理杏が机をずらし、ミユと机をくっつける


「お願いします!」

理杏はミユに笑顔で言うとミユもまた笑顔で頷いた

「こちらこそ。」



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