天を仰ぎ
切なさの代償



「ただいまー!」


「あ、美優。おかえり~!」


「お母さん。日向先生は?まだ…だよね?」


「なんか、今日会議で遅くなるみたいよ~。」


「そっか。」


話がしたかったが学校でもすれ違いばかりだった

「また勉強教えてもらいたかったの?」

「う、うん。」


聞きたい事はたった一つ


理杏の事だった



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