天を仰ぎ



次の日の朝その少女が目覚めると


両親は少女を優しく包み込む様に抱きしめて眠っていた



そして、少女は昨日の記憶もそれ以前の記憶もなく自分が何故ここにいるのか、自分の名前すらも覚えていなかった



両親の優しい温もりに無意識に涙が出た


そしてその少女は美優と名付けられて真希子と広志に大事に育てられた





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