天を仰ぎ


「人の背中に…何か見えたり…する?」

「何?それ?怖い話なら、僕苦手だよ~!」


「う、ううん。何でもないの。ごめんね。」




理杏はキョトンとした顔をする



「美優ちゃんって、不思議だよね。初日も僕を驚いた顔をしてずっと見てたけど。」


「あ…。理杏君可愛かったから!」


「あははっ!美優ちゃんの方が可愛いよ!まるで天使みたいだよ!男子皆狙ってるから気をつけた方がいいよ!」



「まさか~!ふふっ。理杏君って上手ね!」



「本当なのに…。」


「ん?何?」

「ううん。何でもないよ!」



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