天を仰ぎ


「理杏君は将来の夢ってある?」


「パイロット!ってたぶんダメだろうけど。」


「なんでダメなの?」


「だって、僕身体弱いから。身体に何かあると試験すら受けられないんだって。」



「そうなんだ…。」

「でも、あんなおっきな機械で空を翔べるのって凄いよね!」


―理杏は天使だった―

そのヒューの言った言葉が頭にこだます



天使だった為、天をまた自由自在に翔ぶのを本能的に望んでいるのかもしれないとミユは思った




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