天を仰ぎ



―禁忌を犯して羽根を失ってしまったのです―





羽根を失う程の


禁忌



口には出す事すら許されない





禁忌とは





ミユは思い出そうと必死に失った記憶を探す




だか、少しも思い出す事は出来なかった



それでも、早く思い出さないといけないと胸が、心がそう警笛を鳴らしている気がした




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