天を仰ぎ


そしてバッグから重箱とポットを取り出した



それを二人の間に置き、二段重ねの重箱を開く


中には色とりどりのおにぎりと唐揚げや卵焼き、アスパラのベーコン巻き、酢の物なとが入っていた


「はぁ。早起きして何かしてると思ったら…ここへは遊びに来ているのではないのですよ?!」


「…ごめんなさい。」


ふとヒューの表情が柔らかくなり


「嘘です。美味しそうですね。こんなに作るの大変だったでしょう。」


ミユの頭を優しく撫でる


するとミユの顔がぱぁっと明るくなる



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