天を仰ぎ
「えっ?!嘘っ!!間違えちゃった?!」
ミユは焦って卵焼きを口にする
フワリとした食感と柔らかい甘味が口に広がる
「ふっ。嘘です。ミユ様はやはり、からかいがいがありますね。」
「もー!ヒューってば!!」
ヒューの腕をミユは叩こうとする
それをかわし、ミユの手を掴んだ
「美味しいです。ミユ様。ありがとうございます。」
二人の目線が絡み合い
無言の時が過ぎる
そしてその時を破ったのはミユだった