天を仰ぎ



午後からも一生懸命練習を続けたが午前とはあまり変わりばえしなかった



夕方になり太陽を山に飲み込もうとしていた


更に山々が紅く彩られる



「そろそろ帰りましょう。」


「うん。」

ミユがバッグを持とうとするとヒューがスッと手に取り肩にかける


「ありがとう。」

そう言うとミユは身震いをした


それに気付いたヒューが自分のコートの中にミユを抱き入れる




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