天を仰ぎ
ヒューの温もりが直に伝わって来る
ミユの胸の鼓動が否応なしに早まる
「まだ寒いですか?ミユ様。」
「ううん。あったかい。」
ドキドキしながらもヒューの温もりを体いっぱいに感じる
「ゆっくり翔びますね。」
にっこりとヒューはいつもの様に微笑みかける
「うん…。」
ヒューは二人の時は決してミユを呼び捨てにはしない
様をつけ、呼ばれる度に二人の間には高い壁が張られた気がして切なくなった
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