天を仰ぎ
目眩
12月第2日曜日
快晴のこの日
学校の学園祭が開かれていた
教室からは勿論、グラウンドからも賑やかな呼び込みと笑い声がひっきりなしに聞こえる
他校からの学生や卒業生、生徒の家族、近隣の住民もやって来ていた
様々な出店が並びお祭りを盛り上げる
ヒューには女子生徒が群がり、困った顔で出店を回る
「センセー!あれ食べよう!!」
「えぇー!あっちのが絶体いいよ~!!」
しまいには出店の販売をしている女子生徒から
「センセー!これタダであげる!!」
「うちの方が絶体美味しいから、こっち食べて!」
出店の食べ物が段々と増え食べきれない程になっていた