天を仰ぎ
「じゃあ、名簿順に、青山さんからくじ引いてもらおうか?」
美優にも優しい笑顔を向ける
「はい。」
美優は立ち上がり、箱に手を入れ四つ折の一枚の紙を取り出す
「はい。じゃあ、貸して。」
日向がにこやかに美優から紙を預かると日向の羽根が微かに緑色に光った様に見えた
えっ…?
勿論誰もその羽根自体が見えてはいなかった為美優だけがそれに気付く
「はい!大当り!!」
羽根を見つめていた美優の横で日向が皆に紙に赤ぺんの二重丸が書いてあるのを見せる
「これからは青山さんが委員長だ。」